迷い込んだ先の秘密基地.
GW明けの厳しい日差しの中、室外機の音に囲まれる 異質な道を歩いた先に案内されたアパート
ドアを開けた先に部屋。分かりやすく部屋でした。 本来はここをイベント在庫の為の倉庫にする予定でした。
地図に載らない分かりづらさ極まりない路地裏 このご時世、しかも東京で野良猫が沢山 居酒屋の裏で皆んながタバコをふかしてる 変な立地、しかも何故か駅から近い 異質という言葉に集約されるこの場所で
自分達が踏ん張りさえすれば 陽の目を浴びる事も出来るんじゃないか
そんな淡い(甘いとも言える)想いを抱いたのが 当時、内見に来た日の事でした。
それからというもの 飯を食べてる時も寝る前も風呂の中でも 頭の中があの部屋の風景で充満していくようになりました。
ほんの数週間後に友人がベトナムに行くと言い出したので、即答でついて行くと話しました
まだ、頭の中でイメージしてるだけなのに
兎にも角にも行くと決めたので 少しばかりあった貯金を持って 現地で買えるだけ買って来ました。
人生の転機というものは本当に分からなくて 男子たるもの、光っているものには飛びつきたくなってしまうものです。
この場所は汚くて、うるさくて、蒸し暑くて 分かりづらくて最悪な場所ではあるのですが
私にとっては本当に光ってて、気持ちが高揚する最高な場所でした。
それから約1ヶ月後の2023年8月14日に 見切り発車とも言わんばかりのオープンをしましたが こんな場所でも足を運んで来て下さる皆様のおかげで続ける事が出来ています。
『絲間』という名前の起源についてですが 元々は『暇』の訓読みから始まるものです。
効率や合理性が求められる昨今 目まぐるしく移り変わる日々の中で 何とか踏ん張って、前へ進んでいると思います。
立ち止まったり、寄り道をする余白こそが 日々を彩り、明日へ向かえる燃料になるのかもしれません。
効率や合理性のない、無意味とも言える事に 全力で向き合い、血眼になり、夢中になれる事が イトマを体現していますし、それが豊かな事だと思います。
人と人が介在する空間で 皆様から時間を頂ける事が私たちにとってのガソリンになりますし そのガソリンという物をお渡しできればと思っております。
来月には3周年を迎える事となりますが 絲間もまだまだベイビーなわけです。 漸く幼稚園を卒業して小学生になれます。
長々となりましたが 今後とも末永く宜しくお願いいたします。
竹野